厚岸

北海道海底熟成プロジェクトin 厚岸

厚岸は、「生牡蠣」や今年稼働予定の「厚岸蒸留所」など、今世界的にも注目を集めている町でして、その生牡蠣を育てる技術と気候風土に目をつけました。
牡蠣
生牡蠣を育てる際、海底にアンカーを打ち込み生牡蠣を流されないようにする技術があり、そのアンカー付近にお酒を結びつければ嵐などでお酒が流されるのを防げると考えました。
そして気候風土です。 厚岸の牡蠣は日本国内で唯一、年中出荷できるって知ってましたか? その秘密は海水温にあります。 一般にかきの旬は、秋と冬といわれていますが、しかし、厚岸では夏でも寒流の影響で海水温が上がりにくい海域があり、そこを使って牡蠣の成熟をコントロールします。
※日本海洋データセンターよりデータ引用
(過去10年分のデータよりの平均値)
その結果、秋や冬以外の時期でもおいしいかきを提供できるそうです。
また、低水温であるということはじっくり時間をかけて育つということなのです。
だからこそ栄養と旨みがたっぷり詰まった美味しい牡蠣になるようです。
これは、お酒を寝かせるのにも同じことが言えるのでは?と考えました。
そこで厚岸の気候データを調べてみたところ、厚岸は年間を通して冷涼な土地で、暑くなり過ぎず水温もお酒を寝かせるのに適した気候でした。
また厚岸の生牡蠣養殖で使われる厚岸湖は、汽水湖(水質による湖沼の分類の一つで,淡水中に海水が侵入している湖沼でして、外海に面して開口部をもち,そこから海水が侵入する土地)と成っており、通常の海底よりも外海へ流されづらい環境という好条件の土地なのです。
※ 正確な場所は保安上控えさせていただくことをご了承ください。
※ 深さは約10m前後。 

 
 

北海道 海底熟成 実施海域

①厚岸

2014年11月実施

②知床

2015年7月実施

③能取湖

2015年7月実施 

④サロマ湖

2015年7月実施

⑤知内

2021年2月実施

⑥木古内

2021年2月実施

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⑦余市

2021年8月実施

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⑧釧路

2021年9月実施 

⑨積丹

2022年9月実施

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